あっちゃんの陰謀 その1

 

by.櫻

 

バタン!!!!

壬生屋は物置のドアを神業的な早さであけて中に滑り込んだ

「ふぅ〜ようやく巻いた様ですわね・・」

壬生屋が息を切らしてひとりごちていると

 

 

「壬生屋・・・なんでお前さんが此処に入って来るんだ!?」

物置にはすでに先客がいた様だ。

「えっ!?」

壬生屋は背後からの声に驚き身構えたのだがよく考えてみれば

狭い暗がりで聞こえるその声は耳に馴染んだ同級生であるオペレーターの声であった。

「せ・・・瀬戸口君???それはこちらのセリフです!どうして貴方がこんな所にいるのですか!」

「お前さんには関係ないだろう」

ムッとした声の瀬戸口

「お邪魔の様ですから出ていきます!」

壬生屋が物置から出て行こうとすると・・・

人の声が近づいてくる!

「一寸待った!!」

瀬戸口は出て行こうとする壬生屋の口を塞ぎ羽交い締めにした

「むが・・・ふぐ・・」

壬生屋が暴れようとしたら

「しーっ!!壬生屋。頼むから静かにしてくれ!!」

と焦った様に懇願する瀬戸口。

いつもと違う腰の低い瀬戸口の態度に驚き動きが止まる壬生屋。

すると物置の外で聞きなれた声が物置に近づいて来た

 

「もーたかちゃんてばどこいったのよ〜!!」

「まったくやわ。うちら3人三股かけて〜!!!許さへんでぇ〜!!!瀬戸口〜!」

「呪う・・・わ・・」

バタバタと走り去る3人の足音

ののみさんと加藤さんと萌さんだわ・・皆さん…瀬戸口さんの亊を?

 

 

 

「行ったか・・・」

周りが静かになって瀬戸口がそっと壬生屋を解放すると

壬生屋は振り返り瀬戸口をキッと睨みつけ

「瀬戸口君最低です・・・みっ・・三股など・・」

顔を怒りで赤く染めて壬生屋は瀬戸口を叱り付けた。

「オイオイ!俺は三股かけた覚えはないぞ?どの女性にも平等に接しただけだ」

「それが不潔なのです!貴方はいつも・・・」

瀬戸口に説教をしだした壬生屋に

「あーはいはい。不潔な俺は出て行きますよ!」

壬生屋と顔を合わすといつもこれだ。理由もなくいつも喧嘩腰になってしまう

・・・俺と壬生屋は5121小隊全員が認める犬猿の仲であった。

壬生屋を押しのけて物置から出ようとする瀬戸口

すると又別の人の声が近づいてくる・・・

「ちょっと待って下さい!!」

「お・・・オイ!」

物置から出ようとした瀬戸口の口を塞いで物置の奥に押しやる壬生屋

流石パイロット。男とはいえオペレーターの瀬戸口の力なぞ意に介さない

「ふが・・・」

何か文句を言おうとする瀬戸口だったが

「おだまりなさい!」

壬生屋に一喝されて口を閉ざす。

「へい…。」

「おーい!壬生屋ぁどこ行ったんだ〜?嗚呼俺のこの溢れる愛を壬生屋に早く伝えたいッ」

「ずるいぜ若宮!壬生屋は俺の彼女になるんだからな!」

「いーや壬生屋はおっの彼女に相応かぁ〜!」

バタバタと走り去る3人の足音

若宮と滝川と中村の様だった・・・彼奴等…壬生屋を?

 

 

 

その遠ざかる音を聞いて、息を止めていたかの様にふーっと息を吐きだし瀬戸口を解放する壬生屋

「しっ・・失礼しました。」

顔を真っ赤にして瀬戸口に謝罪する。

そんな壬生屋を見た瀬戸口は思いっきり呆れた顔をして

「壬生屋・・・お前さん人の事言えるのか?お前さんも三股かけたのか?」

「あれは・・ちっ・・・違います!

私は・・ただお弁当を作りすぎたから・・・皆さんに差し上げただけで・・・」

「でもそういう雰囲気か?アレが・・・?絶対に勘違いしてるぞ?」

「それは・・・・・。」

俯く壬生屋に追い打ちをかける瀬戸口

「若宮も滝川も中村もいい奴だぜ。この際だから誰かと付きあえば?。」

瀬戸口は心にもないセリフを言う。

壬生屋が誰と付き合おうと自分には関係ないのだ・・・

そう・・・

関係ない筈だ。

でもこの胸の奥で感じる痛みは何だろう・・・

瀬戸口は自分でも分からない壬生屋への想いを持て余していた。

 

 

瀬戸口の言葉を反論せずにじっと聞いていた壬生屋は

「分かっています。皆さんがいい人って亊位・・・でもわたくしには・・・」

「ん?何だ?何だ?他に好きな奴でもいるのか?」

真っ赤になる壬生屋

ほお〜。こいつ…こんな可愛い顔も出来るんだな・・・いつもは眉間に皺寄せて鬼の形相なのに。

自分のせいで鬼の形相にさせているのにはアウトオブ眼中の瀬戸口。

 

すると壬生屋は思い詰めた様な顔で瀬戸口を見つめ

「瀬戸口君はどうして・・・」

「ん?なんだ?」

「わたくしを嫌うんですか?・・・」

「・・・・!!!」

返事に困る瀬戸口

「・・・嫌った覚えはないが?」

白々しく目線を反らそうとしたが壬生屋の瞳の青から瞳を反らせない。

すると壬生屋が縋る要に瀬戸口の胸に拳を叩きつけ

「嘘!だって・・・わたくしには・・・冷たいです・・・わたくしにだけ・・どうして?わたくし何かしたんでしょうか・・・」

壬生屋は瀬戸口を見上げ大きな瞳を涙で潤ませる。

「おっ・・オイ!壬生屋こんな所で泣くな」

「だって・・・わたくしは貴方が・・好きなのに・・・・

他の方と付き合えだなんて・・・

そんな酷い事おっしゃらないでください・・・」

ぽろぽろと大粒の涙を流しながら壬生屋は瀬戸口を見つめた

 

「・・・壬生屋・・・」

瀬戸口は困った

確かに俺は壬生屋にいつも辛辣な態度を取っていた・・・

だがそれは壬生屋を嫌いな訳でもなく。

むしろ・・・その逆だ。初めからずっと俺は・・・お前さんに・・・

惹かれるのが分かっていたから・・・敢えて距離を取っていた。

近づいたら・・・離れられなくなる・・・そんな思いが漠然と自分の中にあって。

だから避けて避けて避け続けたのに

 

それが・・・今俺の腕の中に壬生屋がいる。

壬生屋の・・・・

艶やかな黒髪

細い肩

蒼い双眸から溢れる涙

綺麗だ・・・

愛しい・・・

抱きしめたい・・・

刹那にそう思ったら頭より先に身体が動いていた。

「壬生屋・・・・」

瀬戸口は壬生屋の名を呼ぶと壬生屋の身体をきつく抱きしめた

「あっ・・・・」

頬を朱に染める壬生屋

「すまない・・・お前さんを嫌ってた訳じゃない

お前さんに・・・その・・本気になるのが・・・怖かった。」

「え・・・?本当ですか?」

「ああ。本当だ。・・・好きだ。壬生屋・・。」

「瀬戸口君・・・」

視線が絡み合い・・・どちらからともなく触れ合う唇。

「んっ・・・」

壬生屋の口から吐息が漏れる

瀬戸口とのキスにうっとりとした顔の壬生屋

至近距離で見る壬生屋の白磁の肌は滑らかで恥ずかしさからか頬がほんのり赤らんでいる

壬生屋のその顔にたまらなくそそられる瀬戸口

やばい・・・本気で・・可愛いなこいつ・・

胴着の脇から手を差し入れる瀬戸口

「あっ!!!やぁっ!!な・・何を・・」

瀬戸口の突然の行動に狼狽える壬生屋

「もう・・・遠慮はしないぞ?いいか?・・・壬生屋」

瀬戸口段階を飛ばしすぎだが、壬生屋も気が動転していて…

壬生屋は真っ赤な顔のままこくりとうなづく。

「で・・・でも人が・・・それにこんな所で・・・」

「誰も来ないって・・・ホラ」

瀬戸口は壬生屋のブラを胴着を脱がさないまま器用に外すと直に触れて揉み始める

「やぁああッ!!!」

「コラ。声出すなよ」

「だって・・・そんな・・無理ですッ・・・んっ・・・」

瀬戸口が壬生屋を見つめる・・・

壬生屋が瀬戸口を見つめた・・・

お互いに又求めあう様に唇を重ねていった

 

 

 

 

・・・・ら?

 

「ここにいるのはわかってるのよーーーーーー!!!!!」

物置の扉の前に仁王立ちしたののみの大声によって破られる静寂

バーーーーーーーンと開けられた其所には

先ほど瀬戸口と壬生屋を探していた面々が怒り心頭で扉を開いたのだが

二人の様子を見て全員が口をあんぐり開けて惚けた様につっ立っていた

女性陣の中には顔を赤らめている者もいる

茫然自失。それもその筈

瀬戸口と壬生屋は狭い物置でなにやら組んず解れつ絡みあった状態で服も半脱ぎだったのだ・・・

「キャーツ!」

壬生屋ははだけた胸元を慌てて隠し、瀬戸口は壬生屋を後に庇いながら取り繕った様に笑う

「はははは・・・・無粋だねぇお前さん達。邪魔すんなよ?」

瀬戸口が乾いた笑いを浮かべた。

ちなみに只今の状況A→B止まり(大笑)

で。どうして二人がいたのがバレたのかと言うと倉庫の付近から妖しげな声が聞こえると誰かがチクった様だ。

誰かというのは密かに校内中に盗聴器をしかけていた某M.S嬢だったりする。

無論A.Hの浮気調査の為であって他の理由はない。

 

 

「二人・・・そんな仲やったん?そんな阿呆な・・・仲悪かったやんか・・」

顔を青ざめさせている加藤。

「なんと!・・・まさかお前達がそういう仲だったとは・・・」

心底驚いている様子の若宮。

「くぅうう〜師匠が相手じゃあ勝ち目はないか・・・」

プイと目線を反らしゴーグルを目深にかぶり直す滝川。

「ののみもあきらめるの・・・」

ののみは涙ぐんでいる。

「残念・・だ・・・わ」

萌は握っている人形をぎゅっと握り締め俯いた。

「・・・九州男児は引き際が大事とたい・・・」

中村はくぅう〜と右腕で顔を隠し涙を飲んだ

 

 

ヤレヤレ・・・皆諦めてくれたか・・・と瀬戸口と壬生屋がふーっと肩の力を抜いた途端

 

 

 

 

 

「なーーーーーーーーんてね☆」

加藤が口火を切って言うと

「わははははははははは!」

「あははははははははは!」

いきなりその場にいた全員が声を上げて笑いだした

「はぁ?」「え?」

ポカーンと口を開けたままの瀬戸口と壬生屋。

状況が理解出来ない。皆どうして笑っているのだ?

「お前達がいつまでもひっつかないから芝居打ったのにまさかこー上手く行くとはなぁ」

と豪快に笑う若宮

「師匠!ご免ナ!これも師匠の為だからって言うからさ〜」

と滝川

「しかしホンマ見事に引っ掛かってくれたんね〜瀬戸口ぃ。

うちが好きなんは、なっちゃんて決まってるやろう?ねーなっちゃーんvvv」

「ばっ・・・馬鹿!ひっつくな加藤!

加藤は車椅子に乗ってる狩谷に抱きつき頬擦りしている。

狩谷も声では嫌がっている割には態度では加藤を邪険にしていない

茫然自失の瀬戸口の袖を引っ張ってたののみが

「あのね。たかちゃん。みんなおしばいだったのよ?」

「は・・・・・?」

 

瀬戸口は頭の中が真っ白になった・・・今、ののみは何と言った?しばい?・・・芝居?嘘???

 

「何ィ〜!?芝居????」

「流石・・速水・・指令の・・作戦・・・・ね」

萌は瀬戸口似のわら人形を抱きしめて不気味に微笑んだ。

「萌・・・お前さんの表情は冗談に見えないゾ。そのわら人形・・・どうみても俺だろう?」

 

さて。

次第に状況が飲み込めて来た瀬戸口。

どうやら俺と壬生屋をくっつける為に速水の陰謀で皆動いていたらしい。

どうりで最近やたら周りから求愛されたり、チヤホヤされると思ったら・・・こういう亊か!

「黒か・・黒速水・・ヤラレタ・・・」

瀬戸口は頭を抱えた

「芝居・・・・?皆さん何をおっしゃってるのでしょう?」

壬生屋は意味が分からずキョトンとしている。

このお嬢さんは・・・

瀬戸口は壬生屋の天然ぷりに微笑んだ。壬生屋は自分が騙されたとは思ってないのだ。

「瀬戸口君?」

心配そうに瀬戸口を覗き込む壬生屋。

まんまと罠にはめられた亊には腹は立つものの、今は壬生屋と思いが通じ合ったのが瀬戸口には嬉しかった。

それに・・前のままの俺だったら壬生屋への想いには気がつかなかったかもしれないのだ。

 

「ハハハ・・・イヤ。いいんだ。俺はようやくお前さんへの気持ちを認める亊ができたから。」

「え?」

「壬生屋愛してるよvvv」

瀬戸口はそう言うと公衆の面前で壬生屋を抱き寄せて頬に口付けた。

「おおーーーーーーーっ!」

喜ぶギャラリー。

「み・・皆さんの前でっ!ふっ・・・不潔ですっつ!!!!!」

顔を真っ赤にして柳眉をはねあげ怒る壬生屋。

 

瀬戸口は怒る壬生屋を宥めつつ周りを見渡し

「皆よぉ〜く聞けよ?こいつは俺のおてつき済みだからな?」

更にむぎゅうう〜と壬生屋を抱きしめる瀬戸口

壬生屋は恥ずかしさのあまり、かたまって茹で蛸になって口をパクパクさせている。

 

「ヒューvvvやるぅ師匠!流石愛の伝道師!」

滝川が瀬戸口にエールを送る。

「ただのエロ親父の間違いではないのか?」

舞は呆れ顔で我関せずだ。

「イチャつくなら他所でやれ他所で。」

彼氏がいない田代はヤケクソだ

「お前ら俺より先に結婚したらブッ殺す〜〜〜〜!!!!!」

本田のマシンガンが乱射撃されその場にいた全員がクモの子を散らす様に散っていった

 

走りながら壬生屋をお姫さまだっこして逃げる瀬戸口は

「なぁ壬生屋・・・愛してるよvvv」

と言って壬生屋の頬に又キスをした。

すると壬生屋も極上の微笑みを瀬戸口に返し

「わたくしも・・・です」

と呟いた。

なんだこんなに倖せになれるならもっと早く素直になれば良かったなぁ〜〜〜〜〜〜

瀬戸口が心から思っていたら・・・

 

 

世界が暗転した

フェードアウトして行く世界

 

 

 

 

 

 

ハッ!

目が覚めて呆然といった表情の瀬戸口

「あ・・・れ?皆は???・・・壬生屋は???」

チュンチュンチュンチュンチュンチュン

部屋の軒先でスズメが鳴いている。

どうやら朝の様だ・・・此処は自宅のアパートのベッドの上。

枕を抱きしめている瀬戸口。

時計は朝6時だ。いつもならば極楽トンボの瀬戸口は寝ている時刻。

次第に頭もはっきりしてくる

 

 

「うわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!

うぉイッ!マジかよ!!!!夢???夢なのか???」

瀬戸口は真剣に腹を立てて叫んだ!夢なのに。

この腕にはまだ・・今さっき迄抱きしめていた壬生屋の温もりがある様な気がした・・・

離しては駄目だ。

壬生屋は俺のだ。

俺だけの・・・ものだ。

 

自覚してしまった壬生屋への思い。

馬鹿だな・・・俺。

 

「・・・今日からは・・・ちょっとだけ素直になるか・・・」

他のトンビに油揚げ攫われない内に・・・

瀬戸口は苦笑いしながら学校へ行く用意を始めた。

心なしかいつもより楽しそうに・・・

 

早く壬生屋に会いたかった。

会って・・・

それから・・・

何といおう・・・

 

 

 

 

瀬戸口がアパートを出て行ったら

暫くすると無人になった部屋からかすかに物音がして天井の板がスーッと開いた。

そこから何と速水が現れた!

忍者の様に全身黒ずくめで、物音も立てずに床に舞い降りる。

「作戦成功♪睡眠学習はよく効くんだよ・・・瀬戸口。」

速水がウォークマンを持ってニヤリと笑っていたのは誰も知らない。

カセットのタイトルには『瀬戸口を煽る計画その1』と書かれていた

その1って亊はシリーズ物なのであろうか・・・?

 

しかし・・・誰も知らない速水の行動だったのだが・・・

速水の行動を私的理由で極秘に盗聴器を取り付けていた舞だけは知っていた。

「〜〜〜たわけが・・・・。」

舞は渋面で速水の行動に呆れた。

夜中に妖しい行動を取った速水の行動の全てを盗聴器で徹夜で聞いていたのだ。

どうやら瀬戸口に睡眠学習宜しくなにかを聞かせていたらしい。

恐らく壬生屋の亊を好きになる様に。

 

端から見れば、瀬戸口は壬生屋を嫌っていた。

でも壬生屋は瀬戸口を慕っていた。見てて可愛そうな位に瀬戸口に嫌われている壬生屋。

しかし瀬戸口が本当に壬生屋を嫌っていないのは周りの一部の人間には明白だったのだ・・・

無意識に壬生屋を見つめる瀬戸口の紫の瞳はいつも悲しそうだったから。

嫌いな人間に人はそんな瞳では見ない。

だから瀬戸口の想いは複雑なのであろう・・・周りの一部の者はそう思っていた。

 

本来の舞の性格ならば今すぐにでも速水をとっつかまえて文句の一つでも言いたい所だったのだが、

親友の壬生屋の恋心を知る舞は誰よりも壬生屋の倖せを願っていた。

だから舞は速水の行動を知ってて敢えて何も言わなかった。

何も速水には言わない舞ではあったが、

しかし…速水だけは敵に廻すまいと、その日心に堅く誓った舞であった。

特に黒厚志を。

 

 

そして

数日後プレハブの屋上で壬生屋に告白する瀬戸口の姿を見たとか見ないとか・・・

それは又別のお話(笑)。

 

end.

作品紹介・・・つか言い訳チック

ヘボ作4作目です。でもこれ書いたの結構前なのですなハハハ。(汗)今回は黒い速水厚志君暗躍話ですが、メインは瀬戸壬生です。(笑)壬生屋に惹かれているのに冷たく当たってた瀬戸口がある日見た夢。それは速水によって仕組まれた“架空の夢”なのですが、その夢の所為で壬生屋への気持ちを意識しだす瀬戸口。タイトルがその1なーのーは●●●編もあるからだったりーの(笑)どうやって夢を見させたとかは多目的結晶を通じてが一番しっくりくるかな(笑)でもなんとなく睡眠学習っぽくしたかったのでウォークマンにしました(笑)ヘボ作ですが感想とか頂けるとメチャ嬉しいですのでどぞツッ込んでやって下さいませ。(笑)ちなみにコレSS本瀬壬幸に収録してたSSです。ちと修正かけましたが。

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